粉かけ

6−30がバツイチの女性に粉かけられるといったら、山田さんは全然信用してくれない。
新宿のスナックはバツイチでも男に負けず頑張っている方が息抜きに来るお店なのです。「あっ、6−30がいたー」お店の招きネコ代わりの6−30は、よくオモチャにされます。
「前髪はあげた方が可愛いわよ」カバンから取り出したスーパーハードのヘアスプレーでさっと固めるスタイリストさん。もう広くなりつつある6−30の額を見ておつまみにするんだろー。
「風邪がまだ治らないと」といったら「栄養が偏るから治らないのよ」と滋養ゼリーを買ってきてくれた、憧れのMさん。思わす涙が出そうになるくらい嬉しかった。
いつも食べるものを差し入れていただけるA先生。お腹いっぱいの6−30に「これ美味しいわよ」と銀座の有名店で買ってきたピラフとかを無理に食べさせます。(絶対6−30イジメ)ダイビングやっておられるから、スマートで体も柔らかい。他のお客がいない時に酔っ払うと、ミニスカートでハイヒールのつま先を頭の高さまで上げるんですよ。(あのー、ミニスカートなんですが。目のやり場がなくて。そうかといって目をそらすと、回し蹴りが後頭部直撃)赤面する6−30を見て楽しんでる。E子先生と二人でどちらの胸が小さいか?と6−30に触って比べてみろと迫ってくるんだから。買ってきたばかりのピンクの毛糸の下着「ほしかったらあげるよ」(新品よりも今身に付けてる・・・何を妄想させるの)
笑って誤魔化すしかない。6−30は粉かけてないヨー。バツイチの女性に粉かけられてるんだよ。ちなみにE子先生は未婚です。