純粋培養

病院勤めの女性がおしゃってたけど、
「お医者さんて、純粋培養なのよね。世間の常識なんかないし、頭いいだけでは、患者さんへの愛情なんか保証できないわよね」

銀子ママの息子さんも研修医。時給2桁??生活もままならない。彼女との結婚なんて夢のまた夢。しかも仕事はきつい。医局に残って研究しようと思えば教授のご機嫌取りは当たり前の丁稚奉公。病院つとめではサラリーマンと変わらない。開業したら医術は算術。患者さんとのコミュニケーションとか従業員の人との関係とか大変みたいです。息子さんの病院へ行ったママが「息子は、口の利き方もしらないんだから。看護婦さんなんかすごく丁寧なのに」と怒っていた。

どこかのサイトで女医さんの情報提供呼びかけていたけど、A子先生やE子先生のお話を聞いていると、ネットやる余裕のある人なんかほとんどいないくらいお忙しいみたい。毎週の様に学会の研修に参加して、最新情報仕入れると共に人脈ネットワーク作り。お医者さん同士だけじゃなくて、製薬メーカーとか医療器具メーカーとの繋がりもないとやっていけない。緊急患者のいない科で夜はお休みとれるから、なんとかもっている。

E子先生なんか、高級住宅地の高級マンションに住んで、愛車はBMW。でもドライブは年に数回?一人で温泉へ。一日でやる事がなくなったて・・・可哀想。最近は格好いいピカピカのチャリンコをミニスカートで乗り回してました。あれは見えそうで見えないから、あまり好きや無い。

E子先生に近づいてくる男は、まずお金目当てか体目当て?と疑ってしまう。そうでなければ、クリニックと取引したい業者なんだそうです。やとわれ院長でも管理者やから、従業員はゴマすったり、お世辞言うか、陰で悪口。6-30みたいに全然関係がない業界の人間は気が楽だそうです。完全に第3者として愚痴もこぼす事もできるし、先生に素直に意見を言う相手も珍しいみたい。(会社としては病院とかお医者さんのお客様もいますけどね。)

でもE子先生は、精神的にはガキのまま。それだけ純粋なんでしょうね。患者さんのストレスを受け止めていると、どうしてもストレスがたまってくるみたい。発散する場所が必要だよね。でも上司は社長やし、部下にも言えない。それは分かるけど、残業してる最中の6-30を、酔っ払って呼び出すのだけは、勘弁してほしいな。ささやかな6-30のお願い。