愛国心

Y新聞の社説(6/18)で[教育基本法]「『国を愛する心』でなぜいけない」と大上段に構えているけど、法律で愛国心を繰り返さなければいけないのはなぜか?という観点が、すっぽり抜け落ちている。

今の日本は総理大臣を筆頭として役人も経営者も法律を無視するのは当たり前。口先だけで誤魔化すために、嘘も平気。自己中で責任はとらない。強いものには尻尾をふって、弱いものいじめをする。こんな国に誇りをもて、こういう不正を見習えとどうして言えるのだろう。権力側の不正を見逃してきたマスコミにも大きな責任があると思う。金さえ儲かれば何をしてもいいというのが本音でしょ。

愛することができる国を作ることが第一やと思うけど。そうすれば自然に愛国心なんて生まれてくる。「そもそも愛国心の涵養が是か非かなどというのは、諸外国ではありえない議論だ」。日本は今まで棄民政策を実行してきた国やから、日本の国民が国を信用していない。現状は国を愛していないと言うことでしょ。諸外国はそうしゃないから、国民が国を愛しているんだとマスコミも認めなきゃ。

年金制度なんか、その典型だと思います。正直に掛け金を払っている大多数の国民を犠牲にして、一部の人間だけがいい思いをしている。そういう「日本の伝統・文化への理解を深める」ということは、そういう不公平を黙って認めろと言っているんでしょうね。よっぽど政府や役人から特別に権益を回して貰っているんだろうな。競争相手が新規参入しにくくして貰ったり。放送の免許を優先して貰ったり。記者クラブから雑誌なんかを追い出して貰ったり。そやから提灯持ちするんでしょうね。