コミュニケーション不成立

中国の客家(ハッカ)と呼ばれる人達は、軍人になるか革命家になるか、そうでなきゃ海外に出て華僑になるしかない。というのを読んだ記憶がある。もともとは都の動乱の時に地方に逃げ込んだ人達の子孫。隠れすんでいるうちに言葉が中央とは変わってきている。一族で協力して教育熱心。そやけど言葉が違うから、科挙には合格しない。役人にはなれないから、軍人になるか、いっそのこと革命を起こそうという事になる。中国最後の皇帝と別称されたトウ小平さんは客家の出身。言葉が通じないということは重大です。

東南アジア帰りの少女は日本語があまり得意ではなかったとか。コミュニケーション不成立だから、島国根性の大人からもつまはじきにされる。当然子どもたちも大人を見習っていじめに走るよな。英語なんかできたら、もっといじめの対象になる。自分より目立つやつとか、優秀なやつは引きずり下ろすか、仲間外れにするか。日本人の潜在意識の中に異分子は排斥するというのがある。これは江戸時代の300年の鎖国のたまもの。江戸より前と明治以降は舶来品の方が尊重されてたんやから。

日本人は、同じ外人差別でも白人には劣等感を感じるけど、それ以外の人には優越感を感じるみたい。合理的な理由はないのに。あと10年もしたら日本人は軽蔑の対象としか見てもらえない可能性は大きいな。IT関係でも中国とインドとイスラエルに抑えられているだろうな。日本は、まともにIT教育していないから。だからネットでもコミュニケーション不成立が続いている。