ユカちゃんの誕生祝い1

銀子ママは相変わらずお休み。マスタの話によると、あまり食事が摂れないらしい。心配です。


というわけで、ユカちゃんが一人でウロウロとお掃除しようとしている。チイママ代わりのナンちゃんが今日は遅れてくるから。まだ復帰2回目のユカちゃんはいろいろ手順を忘れている。生ビールのサーバはどうやってセットする?ゴミ箱はどこへ片付ける?トイレ掃除は?金曜日はお客さんがあまりいなかったようで、ボトルやグラスなんかは片付いているから良かったね。でもいつもとボトルの場所がちがうような気もする。


ユカ「今日はママがお休みだし、ナンちゃんも少し遅れてくるんですよ。だからお店は11時までです」
63「アレッ表の貼り紙10時までになってたよ?」
(金曜日はマスタが10時に閉めたらしい)
ユカ「エッそうですか。貼り紙を直さなきゃ」
63「ユカちゃん、今日は20歳最後の日でしょ。花束がいい?それともケーキがいい?」
ユカ「そんな。いいんですか?貰えるんならどちらでも嬉しいです」
63「じゃあ、掃除しながら待っててね。TAKANOまで行ってくるから」
フルーツパーラー高野で6号のホールケーキを仕入れて、今日はママがお休みやから賄がないからと伊勢丹の地下でチラシ寿司も二人分仕入れてきた。ユカちゃんたら、この前「エプロンがない」と騒いでいたのに、いつものエプロンをつけている。
63「そのエプロンどこにあったの?」
ユカ「エヘッ家にありました」
もう、お騒がせっ娘なんやから。