金の貸し借り

「他人に親切にする時には決して返して貰おうなんて思うな。思えば腹が立つだけやから」
かなり昔に亡くなった伯父さんの口癖の言葉でした。いろいろな人に親切にしていたそうです。お葬式の時には伯父から親切にしてもらったのに返せないからと不義理をしていた人が一杯来られていました。
「私に直接返してくれなくていいのよ。子どもなり、他の親戚でも本当に困っている時にその人を助けてくれれば、それで十分」

いつもお世話に成りっ放しだった伯母さんの言葉でした。
すみません。6-30はまだ他の人が困っているのを助けてあげるどころか、助けてもらっています。ペイフォワードのように「困っているのを助けて貰った人は、助けて貰った人にではなく、別の3人を助けてあげなさい」というのが理想ですね。こんな事を思い出したのは下の2つの日記を読んでコメントが長くなりかけたので。

 
●独断と偏見に満ちた戯言2005-07-28 「金の貸し借り」
http://d.hatena.ne.jp/gassyu/20050728

私が気にしていなくても、もしかしたら彼は気にしていたのではなかろうか。返済するあてが現状ないことが、彼の精神を追い詰める一因になっていたのではないだろうか。今はまだ返さなくてもよいという意志を明確に伝えていた方がよかったのではなかったか。

 
●花田エプロン
http://d.hatena.ne.jp/hanada_tomihei/20050728

私は金のことなど、一言も言っていない。"大丈夫か?"と言っただけである。
 それなのに、お前は、そうやって、どこにいるのか場所さえ明かさず言い訳ばかりするのか。俺が誰かに漏らすとでも思っているのか。真剣に今後をみているのか。お前が可愛がってくれていた、俺の子供たちのことなどは気にならないのか。挙句に金の話しかすることはないのか。

 
金を借りた方は、ひけ目を感じて、色々かんぐるようです。父方の伯父が借金しに来た時に母は「貸すのではなく、あげたい」といったそうです。それを後々まで「母が乞食扱いにした」と怒っていました。でもその伯父は、その時お金は借りて結局返してはいません。母方の親戚は「ある時払いの催促なし」でお互いにその時余裕のある人が困っている人を助けるのが当たり前だったから、兄弟で借用書を作るのに母は抵抗感があったようです。友達でも一緒ですよね。