鮎づくし

「さすがに好きな人は違いますね。頭と背骨と尾ビレしか残さない」
料理長に誉められてしまった。
「6-30なんか、そんなに上手に食べられませんよ」
イヤー美味しかった、さすがに四万十川の天然ものは。腹子がびっしりつまって、フナと間違うくらいに幅広。皮の裏の脂身が美味しいのです。塩焼きといってもヒレが燃えてしまわないように、化粧塩でヒレを覆うだけなんですが。焼き方が上手いんでしょうね。

 
ところがその翌日、ヤナ場で鮎料理。甘露煮が2匹。刺身が1匹。フライが2匹。塩焼きが2匹。魚田が2匹に最後は鮎雑炊。たっぷり頂きました。焼き立てで身が熱いうちなら、お箸で身を押さえつけて骨をまっすぐにしてから、尾びれをとって頭を引っ張ると綺麗に骨が抜けます。やっぱ鮎は塩焼きが最高。
 
家に帰ってきたら、釣り名人から30匹ほど冷凍鮎が届いていました。真っ先に新しい冷蔵庫に入れました。しかし、どうやって食べればいいんだ。贅沢な悩み。