ドラフト会議

ミナの昔彼がドラフトになったんだって。
ナ:私の兄は大学時代、野球やってたでしょ。高校生の時は、兄の友達とよく遊んでたのね。何人か付き合っていたんだけど、そのうちの一人はもうプロ野球選手になってるの。パ・リーグだけど。一番よくつきあってた彼が今度のドラフトになったの。友達から教えてもらって、新聞見たら彼の名前があったから、ビックリ。高校時代いつも一緒に彼と遊んでて、元住吉からうちまで彼のチャリンコの後ろにのせてもらって送ってもらったわ。(なんか、ミナはチャリンコの後ろからしがみついていた昔彼の逞しい肉体を思い出したのか、うっとりとした顔)


タ:でもすごいよね。ミナが高校時代つきあっていた彼が2人もプロ野球選手になるなんて。毎年何万人もの野球選手の中から70人くらいしかプロになれないのに。(ミナよりも年上だから、社会人か。ということは、日本代表になっている149キロの速球を投げる投手。セ・リーグの2球団で争った選手なんだー。)


ナ:そうよねー。惜しい事したかな?(本当にもったいない。どちらか一人タンポポに回して)


タ:高校時代にそんないい男とばかり遊んでいたから、一浪したんでしょ?だから別れたの?


ナ:そんな事ないですよー。タンポポさんと違って、私は、頭悪いからすべっただけですよ。大学入ってからは部活とバイトが忙しいし、彼は社会人になったから、自然に遠ざかっただけですよ。


タ:ミナなんか頭悪いからお嬢さん学校の法学部に入ったんダー。タンポポなんか、ミナんちに輪をかけたチョー貧乏だから、うちからチャリンコで通える国公立の学校ばかりだもんね。浪人も下宿も電車通学もなし。だから痴漢に免疫がない!!チャリンコ通学8年で鍛えたこの脚線美。(大根じゃなっいって、カブラだよ??)その反動かな。就職したら、あちこち転勤で家にいつかない。


ナ:私もミヤみたいに、就職したら下宿したいなー。


タ:そして今流行の年下の男の子と同棲するって?