はだか祭り

愛知県の稲沢市に住んでいる友達が国府宮(こうのみや)のはだか祭りについて、色々教えてくれた。
寒い2月に、厄年の男のひとが下帯1本で、お宮様に奉納される大きな木の玉に触ろうと、モミ合うのですね。道中で水を掛けられても、たちまち白い蒸気になってしまう。男性の裸体美を見ようと言う女性客も多いのですが、気を付けないと大変。うっかり最前列で見物していると、巻き込まれて服を破かれることがあるんだって。観客も昔風にいうと芸者さんていうか水商売の粋なお姉さんは破られてもいい着物を着てくるんだそうです。興奮してくると、お姉さんの着物をちぎって持っていってしまう。「難追い布(なおいのきれ)」といって、その切れ端がお守りになるんですって。お祭りの後に国府宮へ行くと、手拭いに難追い布と印刷した幅2センチくらいの切れ端と、大鏡餅のかけらを売ってました。

国府宮尾張一の宮なんですが、小牧の方に二の宮だった姫宮神社があるんですね。友達に車で連れて行ってもらったんですが、そこでも厄年の女性の方が三宝にのせた小さな紅白のモチを参拝客に配っていました。厄払いなんだそうです。ここのご神体は女性のシンボルだそうで、子どもを授けてほしい女性は小さな赤い鳥居(高さ50センチくらい)を腹這いにくぐるんですね。中には勇敢なミニスカートの女性も・・・しっかりくぐってらっしゃいました。6-30は当然両手を合わせて拝みました。何を拝んだかって?ミニ鳥居(の中のご神体)に決まっているじゃないですか。

姫宮のカップルというか田県(たがた)神社もお参りしました。片方だけだと片参りといってよくないそうです(きっと神社の経営者の陰謀に違いない)。ここの神体はずばり男性のシンボル。拝殿の中は大小さまざまなシンボルが数多く奉納されてました。お祭りの時には直径1メートル以上もあるのを御神輿にして子どものいない女性が周りを取り囲んで練り歩くようです。小さなシンボル御神輿は女性が担ぎます。昔なら灯りも少ない上に林も多かったので、お祭りの後の無礼講で子どもが授かることが多く、霊験あらたかなお宮さまだったそうです。(なんのこっちゃ?)