派閥力学/参議院議長

中曽根さんは若すぎて経験不足という事で、扇千景さんが参議院議長。当選5回目。議員生活28年目か。国土相とか保守党の党首とか、祭り上げられて御神輿みたい。こういう運の強い人もいるんですね。その時の巡り合わせというか、派閥力学の結果なんでしょうけど、余りアクの強いのは独裁者になりやすいから嫌われる。そうかといって若手を抜擢すると、自分の番をとばされたと思う人も出てくる。年功序列というか、悪平等主義なんでしょうね。結果平等ではなく機会平等で結果を競い合うというのが本来だと思います。

N先生は県小○研の主務者になった訳ですが、いろいろお話を聞くと派閥があるんですね。学閥的には○○大学の卒業生である事が必要条件で、その大学の付属小学校と準付属小学校と呼ばれている3つの学校に所属した人たちがそれぞれ派閥を作っているようです。もちろんN先生のように付属出身でない無所属のような人もいます。

派閥単位で代々校長や教頭がそれぞれのつてで、後輩を出世させる為に、そういう役とかに推薦したりということを繰り返してきたみたい。ただ表だった喧嘩というかみにくい争いはしたくないと言うことで話し合いで順番が決まっていたらしい。ところが主務者を予定していた先生が教頭に昇進したため、(この発表は3月末)あわてて次の順番の人に打診したら、その先生の上司の校長がうんといわない。だれだって自分の学校の事がまず第一で、新任の教務主任が出張ばかりというのは問題。断るのが当たり前。

N先生のように何年も教務主任をやって、学校も落ち着いてくればいいけど、それに二人の教頭も今年は優秀みたいやし、上司の校長の全面的な信頼もあるし。県小○研の会長さん(県の小学校校長会の会長にもなられたのかな)はそれをご存知やから最後の切り札としてN先生の上司の校長さんに頼み込んだのが3月31日。そんな人からの依頼を断る訳にはいかないからと、OKが出た。

3番目の順番の人にすると、同じ派閥から続けて主務者を出す事になるし、まだ若すぎて経験が足らないということになったらしい。そやからN先生をつなぎとして起用したんでしょうね。実はその先生は今年付属小から転勤してきたばかり。N先生の後釜の教務主任候補として校長さんが引っ張ったらしい。県小○研でもN先生の後釜として編集部の部長にもするし、若くて能力がある人は、ドンドン頑張ればいい。もちろん学校でも頑張った上で。