屋台

北京に着いた日に、晩ご飯まですこし時間があったので、紫禁城の東からワンフートンまで屋台がズラーッと並んでいるところを案内して頂いた。夕方になると灯りがついて人出もすごいにぎやか。スリとか引ったくりに注意するようにと言われました。みんな歩きながら串をほおばっている。北京はみんな同じ規格の屋台です。上海なんかはバラバラのつくりの屋台でしたけど。


屋台はほとんどが串焼きのお店。まともそうに見える肉?もあったけど蛇とか蝉のサナギとか蛙のモモとかタニシの大きいのも多かった。蛇はクネクネトまげて1匹が1串。中にはクマゼミの真っ黒な成虫が8匹くらい羽がついたままで1串というのも。サソリとかタツの落とし子とかヒトデなんかも珍しかった。6−30はとても食べられないので、やしの実のジュースを買いました。10元出したらお釣りが一杯きたな。ただお味は・・・まだ熟していなかったのか、甘くなくて酸っぱかった。


ガイドさんも買って食べるのかと訊いたら、「めったに買わないし、蝉とかサソリは食べたことも無い」という返事。外語大学の学生さんで人民大会堂の催しにも参加することがあるという話のエリートさんだったみたいです。屋台の庶民的な食べ物には興味がないようです。


屋台といえば新宿の花園神社の酉の市の屋台も好きです。あれは基本的に夜のお祭りやから、宵宮から本宮まで一晩中徹夜で騒いでいるし、夜は暗いから汚いところが目立たない。でもすぐお腹一杯になってしまうから、6−30は大勢で行っていろんな物をいっぱい買って少しずつ味見するのが好きです。


京都でも秋の夜間照明が始まると本格的な秋ですが、高台寺なんかも昼間行くとあらが見えてつまらない。やはり彼女と二人で、照明に照らされて高台寺の池面に映された紅葉を見ると、とてもロマンチックな気分になれます。寒いからぴったり寄り添って散歩していると、だんだんその気になってきます。アツアツの豆腐利用利を食べて・・・・・