妖怪

会社に「妖怪」と書いたダンボール箱が置いてあった。ISO14000かなんかで、ゴミの分別がうるさい。一方ではセキュリティ対策とか個人情報保護とかで簡単には捨てられない。そこで「溶解」処理をするものはまとめてその箱の中に入れることになったらしい。


そういえばid:kamuracoさん、最近は妖怪の話を書いてくれないな。この前は大人の童話もといエロ・グリム童話の話だった。kamuracoさんのエロ話を期待して損したと思った人、手をあげて。つまんないから妖怪で思い出した話を書きます。


新宿のスナックの銀子ママ(自称サギ年生まれの300才)もとうとう寄る年波に勝てなくなったみたいで、この前の台風の日に入院しちゃいました。最初は「鬼の霍乱か?」と思った人もみんな心配しています。ホンマは6-30も病院にお見舞いに行きたいところやけど、やはり女性は寝乱れた姿を見せたくないもの。万が一、銀狐の尻尾でも見つけた日には・・・。口の悪いKAさんなんか「美人のママさんを探していたら、山ん婆が出てきたらどうするんだ」なんて言ってるから、「ママにメールで報告しますよ」とたしなめました。入院する前は体調が悪くて、寝起きのママの髪型も確かに山ん婆みたいでしたけど。


その日は妖怪話が咲いていました。番町更屋敷とか四谷怪談、化け猫もあったかな。ほとんどは江戸自体に落語家が作ったそうで、牡丹灯篭や菊の精の話は中国から輸入したみたい。天狗さん(手塚風なら猿田彦)とか大江山酒天童子は日本に漂流した西洋人だね。薔薇とか吸血鬼の話は明治以降ですか。原作では人肉を食べるような話も一杯あるね。
ユカ「人肉って美味しいんですか?」
63「食べたことがないから知らないよ。いつも人をくっているKAさんはどうですか?」
KA「あれはクサイヨ」
どういう意味だ?ホンマに食ったことがあるのか?ミステリーゾーン。まあ化け猫のユカちゃんと狸とカバとゴリラの化けそこないが集まっている妖怪スナックでした。