無垢・無辜

颯木さん(id:satsuki566
[つぶやき]出てくるのは問いかけばかり
http://d.hatena.ne.jp/satsuki566/20041101#1099295308

id:INCOGNITOさんの文章に出会った。
無垢の非力(人質の香田証生さん死亡)(http://d.hatena.ne.jp/INCOGNITO/20041101#p1
香田さんという人は無垢な人だったのだと思う。そうでなければ今のイラクで自分探しをするなどという発想などしないだろうし。もしかして無辜(innocence)といってもいいかもしれない。
(中略)
無垢というのは何かの欠如だ。
無垢・無辜…特に「無辜」という言葉にはっとした。馬鹿・愚かという罵りは色々な人が使っていたが、TVでちらりと見た彼の印象とはどうも少しちがうような気がした。前回の人質事件の高遠さんにも同じものを感じるなあ…と思ったら、脚注でこうも書かれていた。
基本的には、自分で「これが自分のミッションだ」と思ったことは、(悪行や他人に危害を及ぼすものなどは別として)好きなところに行って自由にやったらいいと思う。評価はまた別の話。そして、世界を見たいというバックパックにしろ、アラスカでオーロラやグリズリーをぜひ見てみたいという旅行にしろ、その人なりのミッションと言えないこともないと思うのだけど。前回の人質3人+2人と今回のは、基本的に変わりはないと思っている。
私も「これが自分のミッションだ」と思ったことは、好きなところに行って自由にやったらいいと思う。でも、「ミッションだ」と思ったならば、それを遂行するために具体的な行動をとらなければだめだとも思う。どんなミッションであれ、やり遂げるためには生き抜くことが前提だ。
・・・
香田さんは「すみませんでした」(何に対して?)「日本へ帰りたいです」(助けを求めていた?)と言っていた。24年という私の今までの人生より短い人生、という最悪な結果だったが、彼は最期まで無垢だっただろうか。何を考えただろうか。

颯木さんと同様に人質事件について書く気はなかったけど、「無垢・無辜」という言葉につかまってしまいました。自分のやりたいことを見つけるというのは大事なことだと思う。ただし、それを実現するためには、純粋な思いだけではなく、颯木さんの言われるように色々調べて勉強して努力して生き抜くことが必要だと思います。