プログラマー35 歳限界説

プログラマー35歳限界説について、北沢かえるさんから
http://d.hatena.ne.jp/kaerudayo/20050120#p2
切り込み隊長さんの所も拝見。
http://kiri.jblog.org/archives/001336.html
能力的には限界ではなくても、経済的にはやっていけないから意欲がそがれるのでしょうね。そこから限界説が出てくるんだろうな。損益分岐点でしょうか。ソースの流用とかで付加価値がつけられるような仕組みというかビジネスモデルが作ることができたら限界は関係なさそうな気がします。

 
C言語なんかは利用できる共通的な関数をどれだけ持っているかで開発効率が全然違う。ベテランほど効率よくしかも品質の高いプログラミングができるわけです。そやから単金が高くても仕事が集中する。もう一つは仕事の内容ではなくて拘束時間に対して支払われる。つまり仕事ができなくて残業ばかりしている人の方が金が稼げるようなシステムがおかしいのでしょうね。どうしても単金を切り下げる以外にコストダウンの方法がない。

本来は再利用とか自動化によって生産性の向上を図るべきところをさぼってきた会社が悪いというか。ノウハウを個人のものとする方が得になるような評価をしてきたから、ノウハウの継承ができない。マニュアルを整備するような時間もないくらいこき使って、その人がいなくなったらノウハウが残っていないと騒いでも後の祭り。6-30なんか、いつも後始末で苦労しています。ところがそういう苦労していない人は、ノウハウそのものが理解できないわけで・・・

 
6-30は、作成したプログラマがいなくなったシステムの仕様変更とかバグ修正を1年間で52システムやったことがありますが標準化とかコーディング規約の重要性がよくわかりました。誰でも分かりやすいシステムならプログラマの限界もないでしょうね。ISさんなんか50代で社長やけど知り合いから頼まれて銭勘定はおいといて、嬉々としてDB設計からプログラミングまでやっている。さすがに業務APは若くて優秀なプログラマにまかせてるけど。

プログラムだけを作っていればいいという時代ではないんでしょうね。6-30なんか入社して2年目にはお客を丸め込んで自分で線表引いて、設計からプログラミングからお金の計算して報告までやらされました。ていうかプロジェクトのリーダーも上司もみんな途中でいなくなってしまっただけですが。これで6-30が蒸発してお客が倒産して夜逃げしていれば「そして誰もいなくなった

 
その6-30が今では、下請け企業というか人材派遣会社から人をかき集めてきて、搾取する悪徳手配師の手先。おぼこでも磨けば玉になる子を見つけて、だまして。いや間違い「誠実に口説いてその気にさせて稼がせる」女衒みたいなものか。集めてきた子が逃げ出さないように監視(飲ませて愚痴を言わせるのも仕事のうち)したり、工事現場監督はすぐ誤魔化そうとするから、その見張りもさせられています。プログラミングをしていたころが懐かしいです。