子どもは親のペット

いたずらをした子どもを叱ると親が怒ってくる。
「昔は先生に叱られた事を家でしゃべったら、もう2,3発なぐられた上に、先生の所へ連れてかれて『うちのがご迷惑をかけまして』と謝らされたものだ」
子どものためにと言いながら、実は親の見栄のために子どもをペット扱いしている。
子どもの希望するようになんて嘘ばっか、親ができなかったお稽古事とか大学行かせたり、親戚と同じ以上を無理じいしたり。そんなペットの子どもが悪戯して叱られると、親は否定されたように感じるのだろう。

親のペットである子どもを批判されるということは、当然親の監督責任が問われている訳だけど、自由をはき違えて「他人に口出すな。親の勝手だろう」と反論する。他人や社会に迷惑をかけない限り、そして自分で責任をとってはじめて自由にできるという事を知らない。他人の忠告も批判だと思って、自分が否定されたと思い込んでいるみたい。