ちょっと恐い話
「もう君の電話は受けたくないんだ」
http://d.hatena.ne.jp/AyanoIchijo/20070105/p1
違うってわかっているのにそんな大事なひとの番号だったの? なんてつい聞いてしまう一条。聞かなきゃいいのに。そっとしといてやれよ。つか、ひとのことに首突っ込んでもいいことねえぞ。しかしそこには意外な答えが。
「えと……あの……はるかさんですか?」
ちょっと血の気が引いて笑顔が凍りつく私。イエ、ワタシハあや乃デス、一条あや乃。ゴメンネお役に立てなくって。イヤ、ウン、ソウカ、ガンバッテネ、ヨクワカンナイケド、アハハ。速やかに電話を切って速やかに着信拒否リストに間違い電話のひとを登録する私。変な汗でてきた。あとさぶいぼ。
・・・
愛人毎に違う偽名を名乗っていた。つまり私を何と呼ぶかで相手の男が誰だかわかるのです。つまり、
昔の愛人の彼女からの間違い電話?一条あや乃さんの背後には水子の霊がついていると思ったけど、六条御息所のような生霊もついているんですね。そやけどあや乃さんを愛人にするような男は、光源氏のように女を泣かす浮気者ばかりなんですね。