常識外れ

N先生「うちの学校は2人教頭なのよね。もうひとりは女性なんだけど、どういうわけか私に対抗意識もってるみたい。私ふだんボーッとしているし、特別目立つ事してないはずなのに。12月からストーブ取り付けるのに、いつもの年は工事業者が入る前日に高学年の生徒も動員して倉庫から各教室に運ぶのね。イベントや委員会とかクラブがある日はストーブ運びができないので、前日に運べる工事日を4つ選んでおいて業者との交渉を女教頭に頼んだの。そしたら、4つ以外の工事日にするもんだから1週間もストーブを各教室に置きっぱなしにする事になるのよね。『ストーブ壊されても困るし、煙突で怪我なんかしたら、それこそ教頭の責任になるわね』って言ったの。慌てて工事業者に電話し直して結局私の案に落ち着いたけど。」

6−30「小さな親切、大きなおせっかい。ますます女教頭に嫌われるな」

N先生「特に今の5年生なんか荒れてるから、絶対問題起こるに決まってるのに。教頭も5年生の授業に入っているから分かっていると思うんだけど。」

6−30「子どもの安全が第一いう視点が抜けてるんじゃないかな。常識外れだね。」

N先生「もう一つ、女教頭は自分たちだけの仲良しクラブ作るのよね。小さな学校は人数も少ないからその方がいいかもしれないけど、30人も先生のいる学校では1つのグループになるのは無理よね。私は集団で群れて行動するのが大嫌いだから、集団に入らない先生は私の方に相談にくるのね。それも気に入らないみたい。」

6−30「現場でコツコツと子ども達のために努力している先生が認められないから、学校が崩壊する。親もそんな先生をバカにするから、子どもも先生や親をバカにして言うことを聞かないようになるんじゃないかな。」

N先生「教頭は、事務官や校務員の人をバカにしているから自分の方からは挨拶もしないのよね。私なんか事務官や校務員の人にお茶を入れて持っていくのに。だから私が言うとすぐ動いてくれるの。教頭が言ってもああだこうだと文句付けて動かないのに。」

6−30「なんか女教頭はコンプレックスの裏返しで威張ってるみたい。N先生は仲間には入らないし、教頭が見下している人と同じようにが教頭を扱うから、よけい頭に来るんじゃない」