ソクラテス

「帰ってきたソクラテス」読みました。でもプラトンの描くソクラテスとはどこか違うみたい。軽すぎるのかな?本質を追究しきれずに表面だけって感じ。というか、いまの日本人じゃソクラテスに付いていけないんでしょうね。真剣に考える習慣がないから。

アトランティス大戦」だったかに出てくるのは誰だったかな?「百億の昼と千億の夜」はプラトンだっけ。狂言まわしの役にしか使えないのが・・・

学生時代は哲学なんて、難しい人の名前と本の名前と専門用語を暗記するだけのつまらない学問だと思っていたのですが、じっくりと読んでみると面白いですね。不条理で矛盾の塊のような人間とか社会をどうとらえるか。目の鱗がとれる思いがします。

中国の歴史物なんかでも、司馬遷十八史略なんか人間の物語そのものですよね。陳瞬臣さんとか宮城谷さんの小説は経済的な背景とか脇のキャラクタの性格も描かれているので大好きです。