病休

保健室登校の児童の担任は、男の先生。体育が専攻で体も大きいんだけど、高学年が任せられない。怒ると怖いから子どもは表面的にはしたがっているけど、いろいろ問題があるようです。授業参観で体育と図工と道徳しかやったことがないわ。テストは子どもに点をつけさせるわ。給食指導はしないわ。宿題や日記も見たことがないらしい。教頭さんがいろいろと指導しようとしても、言うことをきかないというか、やり方を改めようとしない。とうとう「そんなこと言われてもできないものはできない。病院いって診断書貰って明日からでも病休になれる」と逆らったらしい。

いつでも病休になれる先生に教えてもらっている子どもは不幸ですね。でも早く病休になってもらった方が変わりの先生を配属して貰えて、親御さんやN先生はほっとするんじゃないんですかね。だって理科準備室でスズメ(実はつぐみ)鍋を作ったりしたらしいから。校長や教頭には逆らうけど、N先生の言うことだけは聞くんだって。通知表の書き方なんかも素直に訂正するし、学年主任の手伝いをするようにって言うと良く動くそうです。なぜかと思ったらN先生が学年主任の時に同じ学年の担任をして、「今までで一番やりやすかった」。そりゃN先生がそのクラスの児童にまで目を光らせていたからじゃん。

N先生に言わせると、小学校の高学年になると特に女の子は扱いが難しくなるそうです。変に色気づいたり、グループでいじめや悪さもするようになりやすい。今まで仲良くやっていたと思ったら、急に喧嘩したり、しかも影でこそこそしている。その点男の子は、まだ幼いというか、せいぜい不良グループと一緒になるのを注意すれば、大きな問題にはなりにくい。ただ男の先生の場合は女の子への接し方が難しいらしい。下手に手をだすと、体罰だのセクハラだのと騒ぎになるし、一部の問題児にだけ注意をしていると、かえって他の子ども達からそっぽを向かれたり学級崩壊という事にもなる。そうかといって放任すれば・・・結局学級崩壊。親が先生を信頼していないと、子どもの態度に出てきます。ますます悪循環に陥る。