中国の有名人

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今年8月22日はトウ小平生誕100年だったんですね。道理で毎晩テレビでトウ小平の特別番組のビデオを流していた訳だ。今日は内モンゴル、明日は新疆という感じで。現代の中国で一番の有名人らしい。100%の中国人が名前を知っているとか。孫文先生や周恩来総理と並ぶ人気者。現在中国の発展はトウ小平のおかげだと分かっている。というかマスコミが宣伝して人民にすりこんだのでしょうね。トウ小平の番組を1億円かけて制作した放送局は番組やビデオを売って大儲けしたとか。

トウ小平は3回失脚して、3回復活。1党独裁の国では考えられないこと。軍の長老や周恩来の支えがあったようだけど、それだけじゃなくて客家(ハッカ)の密かな支持もあったのでしょうね。
新華通信社のオンラインアンケートで

  • トウ小平の言葉で、一番印象的だったのは?」という設問に対する答えでは――

・1位は「私は中国人民の息子です。私は祖国と人民を深く愛しています」
・2位は「発展こそ基本原則」
・3位は「白猫であれ黒猫であれ、ネズミを捕るのが良い猫である」(経済発展に結びつけばどんな方法でもよしとする生産力重視の思想)
 「トウ氏が深く中国を愛し、人民が豊かになることを願っていた」と国民の多くは受け止めているようだ。

  • トウ小平の政策のうち、国と国民に一番大きな影響をあたえたのは?」という設問の答えでは――

・1位は「科学技術は第一の生産力である」
・2位は「市場経済への方向転換」
・3位は「文化大革命で中断された大学進学試験を再開させたこと」 
 経済に堪能な政治家というイメージが中国民衆の中に深く浸透しているようだ

白猫黒猫発言は文化大革命の時に批判のやり玉にあげられて3回目の失脚につながったので有名。文化大革命のおかげで中国の科学技術と経済の発展は10年は遅れたでしようね。また被害にあって恨みに思った人も何千万人もいるみたい。文化大革命を否定するからトウ小平が持ち上げられる。そやから今はまだ天安門事件について語るのはタブーになっています。