6−30の実家は純和風建築です。集中豪雨が降るとすぐ道路が冠水するような低湿地帯なので「家を建て直す時は一尺土盛りをしろ」と言われます。以前の家を壊してから新築の家に移り住めるようになるまで1年くらいかかりました。コンクリートの擁壁を作って土盛りをして落ち着いてから土台のコンクリート打ち。コンクリートがかたまるまでとか、いずれも1ヶ月位かかるんですね。壁も土壁を塗るから・・冬場だったから凍てつかないように夜はストーブを焚いて。完全に乾くまで2ヶ月。


大工の棟梁がすごく丁寧な仕事をする人だったので柱も建具も1本1本かんながけ。かんなの削りクズが2メートルくらいつながっている。桧の部材の切りくずとか削りクズは別に袋にしまっておいてあります。袋を開けると今でも桧のいい香りがプーンとします。アロマセラピーじゃないけど、癒される気がします。日本人に生まれて良かった?


桧風呂は好きナンですけど、後の手入れが大変なので作りませんでした。それと掘り炬燵。6−30は強く希望したんやけど、家の構造上根太を切る訳にいかないからと断られてしまいました。残念。