認知症と痴呆

「痴呆」やめ「認知症」…名称の変更、来月決定
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20041119it13.htm

親戚のお祖父さんが軽い脳血栓で倒れました。さいわい発見が早く、軽度の半身麻痺と言語障害だったのですが、入院した病院のお医者様は
「年齢も80才を超えているし、リハビリしても効果は疑問。痴呆症の傾向も見られるので、専門の介護施設を探すように」

と言われたそうです。それをまともに聞いた息子さんは、2週間あちこち走り回って、やっと痴呆症の人を専門に介護してくれろ施設を見つけたそうです。ところが入院後わずか2ヶ月で。劇的に回復されたんですよ。優秀なリハビリのケースワーカーだったんでしょうね。ゆっくりとですが話もできるようになりましたし、車イスの助けは必要ですがトイレも自分でいける様なところまで。そこでくだんの医者は
「痴呆症の中に入れるのは可哀想。普通の介護施設の方がいい」
またまたムスコさんは走り回る羽目に。

介護保険が効くところは月10万円くらいの自己負担でいいみたいですが、利用希望者が列を作ってまっている。一時金が高い所は毎月の料金が安い様だけど、数年後には高くなる。という事がわかったそうです。そうかといって自宅は狭くて車椅子も使えない。そのお祖父さんは公務員も相当やっていたので、年金分で入れる施設を自宅から近い所で見つけて、介護してもらっています。自宅で面倒をみていた時期は数ヶ月だったけど、介護する家族の方が先にダウンしそうになったとか。

 
 
この話を聞いて、思った事はいろいろあります。まず健康が最大の財産。入院特約月付きの保険に入っていてもそれを使わないシアワセ。おじいさんやおばあさんと一緒に暮らした事が無いので、どうつきあっていけばいいか知らない。人間は自尊心があるから、それを上手に利用する。そのおじいさんもトイレを自分一人でしたいという事で頑張ってリハビリに励まれたそうです。ただ6-30が年取った頃は年金は貰えるのかな?介護保険は?掛け金の取られ損になるのでは?