花婿の母

「家へ帰るとカミさんの愚痴ばかり」
「だからこの店でストレス発散するんでしょ。ママも他の客も○長さんのお話を聞くから」
 
花婿(次男)さんの母親が荒れているらしい。「子どもなんて持つものじゃない」とか「男の子は損ね。出て行ってしまうから」なんて。いくら相手が一人娘で、出来ちゃった婚で責任を取るといっても、相手の家に養子かマスオさん状態かわからんが、結婚式の準備がすべて相手のいうがままというのも気に入らない原因の一つ。

 
でも本当の原因は、母親が自分の夢の実現の手段として自分の息子をとらえていることじゃないかな。姑の言うことを良く聞くお嫁さんをもらって自分の娘みたいに可愛がりたいという夢が、逆に自分の息子を相手の家に取られたように思っているみたい。それは自分の生き方の否定に繋がるから許せないということなのかな。

子どもを自己表現の道具としてしか見ていない。子どもに自分の夢を託しているというか子離れできていない。そんな親が多いように思う。子どものシアワセのためなんて言っているけど実は自分のシアワセというか自分のみえのために、無理な学校に行かせたり、甘やかしすぎたり。大学の受験とか入学式に何で親が同伴するの?

 
就職とか結婚だって同じこと。本人の適性とか希望は無視して世間体のいい大会社を薦める。その業界のトップ企業だっていつつぶれるか分からん時代に。