性欲

fujipon先生の「イッツ・オンリー・トーク
http://d.hatena.ne.jp/fujipon/20060717#p1

文学界新人賞を受賞した、絲山秋子さんのデビュー作が文庫化。正直、僕はこの本の内容は好きになれません。

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私は誰とでもしてしまうのだ。好き嫌いはあまり関係ない、淋しいとかじゃない、迷わない、お互いの距離を計りあって苦しいコミュニケーションをするより寝てしまったほうが自然だし楽なのだ。お酒を飲んで頃合いで『する?』と一言聞けば断る男なんて滅多なことじゃいない。だがしてしまえばそれっきりで、そうやって私の周りからは男友だちが一人ずつ姿を消していくのだった。

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まあ、世間の人々がそんなに「自由恋愛」を謳歌しているかといえば、たぶんそうじゃないのだろうけど、僕は基本的に「ゲーム欲」とか「知識欲」みたいなものは並以上にあるかわりに、「恋愛欲」とか「性欲」とかが乏しいのではないか、という気がします。

誰に対してでも「性欲」を感じるというのは、淫乱と言われても当たり前。特定の人に対して感じるのが一般的なのかな。特定の人の範囲が広い6-30は・・・・

一度やったら、やり逃げというのは一般の男らしいけど、普通は擬似的でも恋愛モードになれば、やった後が違うような気がする。男にもう一度という気を起こさせないという事は、よっぽどマグロだったのかな?いや、簡単に手に入ったから簡単に捨てられたのでしょうね。苦労して手に入れたものなら、惜しくて手放せない。それは単に元を取るまで我慢しているだけかもしれないけど。
Fujipon先生は、純粋なんだな。別に6-30が不純というわけじゃないよ。好きだなと思う女性がちょっとだけ多いだけ。