通学路の安全は学校だけの責任?

栃木女児殺害、“死角”に車隠す?…地元「なぜ放置」
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20051204i201.htm

この造成地を巡っては、地元住民から児童の通学時の危険性を指摘する声があり、約4年前、大沢小に対し、児童の登下校時に教員を立たせるなどの安全策を実施するよう要請。しかし、同校は人手不足などを理由に対策を見送っていた。・・・
地元住民からは「なぜ、対策がとられず、放置されたのか」との声が上がっている。

まず、登下校の時に学校の職員が常に通学路の安全を見守るというのは、本来の学校の仕事なのかな?物理的にも職員よりも児童の数が圧倒的に多いのだから、一人一人の児童の家までの安全を見守ることは出来ない。そうすると親(集団登下校から別れる地点までのおくり迎え)とかその地方の住人(危険な造成地を放置したまま)の責任の方が大きいと思う。安全な通学路を指定するとか、集団登校の方法の指導までなら学校の責任だとは思うけど。「なぜ放置」と学校に怒るのは他人に責任を押し付けているだけだと思う。

 
本当に安全を守るつもりなら他人任せにせずに、それぞれの親が自分の責任で子どもを学校まで送迎するとか、ソレが無理ならお互いに交代で見張りするとか、お金を出してガードマンを雇ってパトロールさせるとか。アメリカ並に安全は金で買う必要があると思う。職員を増やしたり危険な造成地をなんとかしろという権限は学校には有りません。
車で“自衛”登校…今市の小学校
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20051205i305.htm
日本人は安全は空気みたいに只だと思っているから。自衛が本来なのでは。

 
N先生の学校は1学年20名くらいで、一番遠い地区は通学バスで送り迎えなのでヤバイと思われる通学路は幸いにも少ない。それで委員会のある日は低学年は早く帰るけど、担任は委員会を見るので学校に残る。そんな時は7年生のN先生達がパトロール中の目立つゼッケンをつけて、児童から少し離れて下校を見守りながら送って行くそうです。パトロールしているよと知らせることが犯罪防止にも繋がるという思いだそうです。授業参観の時にN先生の説明を聞いてパトロールに協力していただける親さんも増えたとか。良かったね。